Contact Us

Use the form on the right to contact us.

         

123 Street Avenue, City Town, 99999

(123) 555-6789

email@address.com

 

You can set your address, phone number, email and site description in the settings tab.
Link to read me page with more information.

活動報告

カーネギー平和国際財団グローバル・リトリート

Kenji Kushida

カーネギー国際平和財団(CEIP)毎年恒例の研究者向けグローバル・リトリートに参加しました。今年はトーマス・ジェファーソンとバージニア大学で有名なシャーロッツビルで行われ、世界各地から集まった同僚たちと物凄く刺激的な時間を過ごせました。

CEIPは本当にグローバルで、デリーにある「カーネギー・インド」、ブリュッセルの「カーネギー・ヨーロッパ」、以前はモスクワにあったカーネギー・モスクワ・センターが現在はベルリンに再構築された「カーネギー・ロシア・ユーラシア・センター」、ベイルートの「カーネギー中東センター」、もちろんワシントンD.C.、そしてカリフォルニアオフィスに拠点を置く私を含むう数名の同僚が参加しました。それぞれのセンターでは様々な研究者が各国の政界、政府、財界などにインプットしたり、現地のオピニオンリーダーになっていて、アメリカや日本から見た世界観とはまるで別のロジックや視野を提供し、本当にグローバルな組織だということを改めて実感しました。

個人的には懐かしい顔ぶれに加えて、新しい出会いにも恵まれました。フォーマルなセッションやパネルに加えて、カジュアルなやり取りからも得るものが多く、お互いの仕事や世界各地の状況について多くを学ぶことができました。

特に印象的だったのは、私たちの機関名にも関連する「平和」のフレーミングです。

平和とは単に戦争がない状態ではありません。

戦争状態でなくても弾圧の元で生きることは真の平和とは言えないでしょう。ちょうどこのリトリートはトーマス・ジェファーソンの故郷に近い場所にいたこともあり、こんなフレーミングもありだろう、という議論になりました。「平和」とは生命、自由、そして幸せの追求ができる状態、と言えるでしょう。これはアメリカの独立宣言に含まれた表現なので他にも色々な考え方や言い方はあるでしょうが。

物理的にはシリコンバレーのど真ん中にいますが、この組織の一員となっていることがこの上なく嬉しいです。

シリコンバレーや日本についての分析を英語で世界向けに発信し、日本へは日本語で発信して、政界、政府、財界、オピニオンリーダーなどへの表立った発信と水面下の色々なインプットやシリコンバレーと日本を繋ぐことを活動の中心に置くことができるので、今、自分がやりたいこととできることにドンピシャです。カーネギーは政治的にも完全独立なので、客観的にアメリカを分析して日本に紹介することもできます。